1 沖縄を、踏みつける/踏みにじる 踏みつぶしていると なぜ言わないのか 私・たちは 踏みつぶされる/踏みつぶす感度 私・たちは 自分の位置に立つ 2 沖縄を、見つめる/見守る 見殺していると なぜ言わないのか 私・たちは 見殺される/見殺す感度 私・たちは 自分の位置に立つ 3 沖縄のことは 沖縄が この日本のことは 私・たちが 地域/地域のつながりへ この列島を解体する その未来へ 4 琉球・沖縄の島々と この列島の地域/地域が 多重化するA(エイ)シアへ アジアへつながる その未来へ 私・たちは行く |
路上表現 集会
街頭行動
2012年1月15日(日)の「沖縄セミナー・2011」の第4回では、「沖縄文化講座」といった沖縄での動きをめぐる活発な論議の場を創りだすことを通じて、この間の沖縄での「自己決定権」の樹立を求める動きに対して、ヤマト(日本本土)の側がいかに「応答」するかを模索している川音勉さんを話し手に迎えて、表記のような集いを行いました。以下、そこでの川音さんの話と、その後の「フリートーク」での論議のアウトラインを紹介します。
9月25日(日)の「沖縄セミナー・2011」の第3回では、この間の沖縄での「自己決定権」の樹立を求める動きに孕まれている思想的な意義を深く掘り下げ、アジア/ヤマトに向けて提起している仲里効(なかざと いさお)さんを話し手に迎えて、表記のような集いを行いました。以下、そこでの仲里さんの話のアウトラインを紹介します。 今回、仲里さんは、私たちのことを配慮して「復帰」をはさむ沖縄の今日までの流れをていねいに話してくれましたが、その話の奥にある仲里さんの40年余りの軌跡やこの間の営みについては、この「報告」とは別に、「仲里効さんにきく:『復帰』後の軌跡抄」及び、「仲里効著作/批評活動リスト」を準備しています(近日刊行予定の沖縄セミナー報告「私・たちと沖縄 『群島的接続』のはるか手前で」参照)。
今日は、国際反戦Day。戦争と最も相いれないのが自由!とりわけ、自由な論議こそ大切だ。その自由な論議に向けて、精一杯大言壮語してみたいと思います。
この集会に合わせて、こんな桃太郎旗を用意しました。
「沖縄自立への挑戦に日本解体で応答せよ」
また、なにを抽象的な、と思われ,皆さん、あきれておられると思いますが、私たちは、結構本気です。
いきなり話が飛びますが、「南太平洋非核地帯」と言うのをご存じでしょうか。オーストラリア、ニュージーランドも含まれていますが、中心になっているのは、南太平洋の小さな島国です。実は、世界中に国際的な非核地帯を作る条約があるのですが、この南太平洋のは、核兵器の製造、輸送、使用を認めないのはもちろん、核燃料や核廃棄物の通過や持ち込みにも原則反対しているのです。
これら南太平洋上の島々は、それこそアメリカ、フランスの核実験場となったところであり、さかのぼれば、第2次世界大戦の戦場ともなったところです。
そして、この南太平洋の非核地帯の仲間を増やそうとする動きは、赤道を越えて北太平洋に拡がってきています。底にはグアムを含み北マリアナ諸島があり、ハワイがあり、そして沖縄がある。さらにそれに隣り合わせるのこの列島日本です。
沖縄の自立をめざす人々は、今、この南太平洋から始まった非核地帯作りの動きに注目しています。残念ながら列島日本の方は当てにされていません。本来なら日本国こそが世界の非核地帯作りの中心に立つべきなのです。
それがどうでしょう。
まるでアメリカの使いパシリ、みっともないことおびただしい。大臣どもが次々と沖縄を訪れている。いったい、この国はどうなっているのか!?
そしてTPPです。いろんな論議がありますが、要するにTPPというのは、日本を巻き込んでのアメリカ中心のブロック経済圏です。
日本国内の農業の問題は、取りざたされますが、ブロック経済というのは、その経済圏の中の立場の弱い国の民衆に、必ずしわ寄せがあります。
EUというブロック経済の中での、ギリシア民衆がまさにそうです。
TPPは、環太平洋ですからそれこそ、この南太平洋の小さな国々の人々もその影響からは免れません。
日本はかって、大東亜共栄圏なんぞというトンデモナイブロック経済圏を勝手に作り出して、世界中の人々から批難され、ついに戦争に至り、数知れないほど多くのアジア・太平洋の日々とを巻き込んだのです。
沖縄の人たちは、その戦争において、最大の犠牲をおわされました。そして、敗戦後は、日本政府の勝手な棄民政策で、ハワイやアルゼンチン、ブラジルといった国々へ移民として、この太平洋を渡っていったのです。
今、沖縄に大臣どもが訪れて、勝手なことを言っていることの問題は、沖縄の人たちの問題ではありません。
私たちことが問われているのです。
戦争のない世界、原発のない日本、基地のない沖縄。そう言いながら、私たちはそれらをどこかで絵空事であり、結局は、大きな力に逆らえないとどこかであきらめてしまってはいないでしょうか。
でも、オキナワの人々は、フクシマの人々は、決してあきらめていません。
次の世代を生きる子どもたちやこの先、生まれてくる未来の命のために、あきらめるわけにはいかないのです。
必ず、この日本という国の有り様を変えていく!!
それまで、「決してあきらめるな」と、世界中の人々が、未来の命が、そしてかっての戦争で不本意な死を遂げた無数の魂が私たちの背中を押してくれています。共に頑張りましょう。
大言壮語といいながら、大言だけで終わってしまいました。最後にこの旗の呼びかけを行います。ご一緒にどうぞ。
「沖縄自立への挑戦に、日本解体で応答せよ」
もう一度。
「沖縄自立への挑戦に、日本解体で応答せよ」
ありがとうございました。
連帯を模索する:
沖縄の「自己決定権」樹立への挑戦を受けとめて
日時:4月24日(日) PM1:00~4:30
場所:サンフォルテ302
自己決定権の樹立 この沖縄に新しい地平をひらく挑戦を受けとめ、その挑戦との連帯を模索する沖縄セミナー
その準備を進めているさなか 列島東北部をおそう史上空前の激震・福島原発の激裂
今こそ、「不可能なものの胸ぐらをつかむ」ことへ挑みたい
「沖縄セミナー・プレ企画:沖縄と東北が、そして、私・たちが一つに連なる声の蜂起を!日本国家─社会の構成的解体へ向けて」(4/24)を振り返る
沖縄セミナーを始めるにあたって
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沖縄と連帯する富山共同行動 共同代表 山崎彰(富山平和運動センター) |