この社会の中で、抱える苦しみが大きいほど孤立し、存在が見えなくされるという人々の間の分断を打破し、このようではない社会の在り方を描き出すことに向けて、自由かつ大胆で活発な論議の場をもち、批判的な想像力の獲得を目指したい そうした思いから、私・たちは、今年4月から「ラウンドテーブル・2024」の集いを企画しています。
8月18日の第3回「ラウンドテーブル・2024」では、「生徒」たちのありようを受け止め、それはどういうことかを考えるところから始めた。そして、そこからさらに掘り下げることで、「いじめ」の現状を変えるための鍵が、「学級」制度そのものにある。そして、当面は「重たい学級」を「軽く」した上で段階的に選択制にしていくべきだと提案された。
提案についての議論を今後も続けることになった。
4月28日(日)の第2回「ラウンドテーブル・2024」では、第1回「珠洲からの脱出」での報告できなかったことをHさんにさらに報告してもらった。第1回、2回の報告を受けて、「避難所」の在り方や、障碍者・高齢者といった災害の被害をとりわけ大きく被る可能性のある「災害弱者」や「復興」から取り残され、放置される「被災弱者」と呼ばれる人たちをめぐって、考え合いました。
1月1日、能登半島地震の発生時、高齢の父が住む珠洲に帰省していた私・たちの仲間がいた。
16時10分 震度6強の地震発生後、仲間と音信不通に!生死も分からない!
しばらくして仲間とその父が生存していると連絡があり悪条件の中、〈珠洲からの脱出〉を敢行!
地震発災時、避難所、富山から珠洲へ、珠洲から富山へ、仲間の父のその後までの一部始終を報告します。
4月6日、第1回の「ラウンドテーブル・2024」の集いでは、そうした希有な体験・経験の報告してもらいました。