忘却のかなたにおいやられたかにみえる記憶は、持続的に過去を想起し続ける想像力によって、現在の中に追体験される。
そして、過去は過去ではなくなり流動を始め,現在に向かって覚醒する。
この時、無意識のままに流されていた現在も流動を開始し、今をつくる無意識は打破される。
SCHEDULE
4・28(土) 13:00 サンフォルテ305号室
プロローグ:「耳を澄まそう!『米騒動』のエコーが、 『じゃなかしゃばが欲しかよ』の声が・・・聞こえる」
COMMENT 栗原 康(アナキズム研究)
5・12(土) 13:00 サンフォルテ305号室
「THE SHOUTS」 水橋―滑川のおっかあたちの叫び
6・9(土) 13:00 サンフォルテ305号室
『米騒動』から100年―民衆の経験史をたどる:〈生のサンジカ〉の希求の系譜
COMMENT 原口 剛(神戸大)
7・14(土) 13:00 サンフォルテ305号室
「『米騒動』と朝鮮」―異聞「雨の降る品川駅」
COMMENT 中山 幸雄(広島アビエルト)
8・18(土) 13:00 サンフォルテ305号室
「修羅の女の長い列」
9・15(土) 13:00 サンフォルテ304号室
「富山の女が拓いたもの ―『米騒動』/『富山型デイ』―その〈先〉へ」
COMMENT 惣万佳代子(富山「このゆびとーまれ」)
阪井由佳子(富山「にぎやか」)
10・13(土) 13:00 サンフォルテ306号室
米騒動の100年の〈後〉に ― 私たちは〈どこ〉へいくのか?
提起者
菅 孝行(劇作家・評論家)
「陣地戦」の戦線のありか:〈生・命の再生産〉をめぐる闘い
水野博達(大阪市立大)
「ケアワーカーユニオンの現状と展望」
佐藤義夫(日本生活介護)
「地域ケア評議会運動」構想
米騒動100年プロジェクト
『米騒動』を抱きしめて ECHOES FROM RHE RICERIOT
ニューズレターSCENE1~SCENE7
ニューズレター SCENE 1 ~ SCENE 7 発刊にあたって
日本史上最大の民衆騒動である1918 年の『米騒動』からちょうど100年目となる昨年2018 年の春から秋にかけて、私・たち「生・労働・運動
ネット富山」は、「『米騒動』100 年プロジェクト:『米騒動』を抱きしめてECHOES FROM RICERIOT 」を企画し、「シーン1」から「シーン7」まで、
計7 回の集いを行った。その中で、『米騒動』後のこの100 年の民衆運動の歩みの中の「じゃなかしゃば」(今のようではない世界・対抗社会)への希
求(私・たちはそれを〈生のサンジカ〉=支配秩序に対抗的な〈生〉の〈結び=合い〉・〈組み=合い〉への希求と呼んでいる)の軌跡を、現在の私・た
ち自身がいかに引き継ぐかを探り合ってきた。
「『米騒動』100 年プロジェクト」を終えて、現在、私・たちは、この列島社会の中でとりわけ大きな「生の困難」を強いられる高齢者やその家族、ケ
アワーカーが声を上げ、互いに支え合うための「当事者トライアングル」や〈高齢者生存組合〉の創出へと踏み出すという、大きな方向性を確かめることが
できたように感じている。そのための「迂回路」を探ることに向けて、私・たちは、この後も精一杯、論議やアクションを積み重ねていきたい、と考え
ている。そうした私・たちの「試行錯誤」によって生まれたこのパンフレットに対して、ぜひ、忌憚のない意見やコメントを寄せていただければ、と思う。
「100 年プロジェクト」では、「シーン2」と「シーン5」を除く5 回の「シーン」で、富山の内外から話し手を迎えて、それぞれの「シーン」に関わって
「コメント」や「提起」を行ってもらった。ご多忙な中、私・たちのために「コメント」・「提起」を行うことを快く引き受けていただいた話し手の方たちに、
最後に改めてお礼を申し上げたい。
参加費+資料代 各回1000円
会場 富山県民共生センター サンフォルテ
〒930-0805 富山県富山市湊入船町6-7
TEL:076-432-4500 FAX:076-432-5525